人間の生命は女性が受胎した一瞬から始まり、その後、妊娠、安胎、分娩などの過程を経ます。生まれたばかりの乳児は抵抗力が弱いため、往々にして痙攣や神経症(夜泣き)、嘔吐、下痢、豆粒ほどの水ぶくれ、吹き出物などの症状を起こしがちです。人々も育児の過程に於いて、多くの経験を積み重ね、徐々に対処の知恵と方法を発展させてきました。当コーナーでは、《婦人大全良方》、《産宝諸方》、《顱顖経》、《小兒薬證真訣》、《新刊仁斎直指小兒方論》等、婦人科、小児科の代表的な論著を通して、古代の女性がどのように子供を求め、孕み、安胎、分娩したかを示すと同時に、昔の人が産後の女性の養生と乳児が患いやすい病状を非常に重視していたことを見証します。