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展示伝播

 台湾に移された文物が北溝の倉庫に保管されると、国内外で文物参観を求める声が高まりました。これを受けて聯管処は文物の展示に向けて、倉庫の附近に陳列室を設置することを決定し、民国四十六年(1957)三月、小型展示室の一般公開が始まりました。

 民国五十年(1961)年五月、聯管処は招請に応じてアメリカに渡り、五大都市で「中国古芸術品展覧会」を開催し、大成功を収めました。このほか両院は、収蔵している文物や、それらの写真を国内外で展示しました。例えば「中国文物影集」の台湾各地での巡回展覧や東京、大阪に於ける「故宮博物院名画写真―中華民国秘蔵特別展」、ニューヨーク万国博覧会への出展などがあります。

    民国四十五年(1956)十一月、米国ワシントンD.C.のフリーア美術館副館長ジョン・アレキサンダー・ポープ夫妻が北溝倉庫で文物を鑑賞
    民国四十五年(1956)十二月、日本の収集家、梅原末治教授が北溝倉庫で、銅器を研究(荘霊氏撮影)
    民国四十五年(1956)十二月、イギリスの収集家デイヴィッド爵士が北溝倉庫で文物を鑑賞
    建設中の北溝文物陳列室
    落成後の北溝陳列室
    北溝陳列室の一景
    北溝陳列室内の参観者の様子
    「中国古芸術品展覧会」出典の文物を北溝倉庫より箱に詰めて運送
    ワシントン・ナショナル・ギャラリーに於ける「中国古芸術品展覧会」陳列室の一景
    葉公超大使(中央)とジョン‧ウォーカー(右)が「中国古芸術品展覧会」の特別展覧の際、元駐華米国大使ランキン氏を招待
    ワシントン・ナショナル・ギャラリーで開催された「中国古芸術品展覧会」特別展の参観状況
    サンフランシスコのデ・ヤング記念博物館で開催される「中国古芸術品展覧会」に備え、展示の準備をしている様子(李在中氏提供)
    「中国古芸術品展覧会」の文物帰国特別展の宣伝ポスター
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