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保管と維護

 民国三十八年(1949)十月、故宮博物院と中央博物院準備処は台湾に於ける理事を招集し、談話会を催し、文物は市街区域から離れた所に移して慎重に事を進めるべきであることを、一同が認めると共に、山麓にある地を探し、専用倉庫を建築することに同意しました。聯管処は教育部の速やかな処理の指令を受け、積極的に計画・準備を行い、台中霧峰の北溝山麓の地を倉庫建設の地点としました。民国三十九年(1950)四月、文物保管倉庫が竣工し、両院の文物は、ここに納められました。四十二年(1953)三月、聯管処は再度北溝倉庫の附近の山地に小規模な山洞を掘り、必要時に最も大切な文物を保管する場としました。北溝山洞倉庫はU字形を呈しており、内部には600箱の文物を保管することができます。

    建設中の北溝文物倉庫
    建造完成した北溝文物倉庫
    建設中の北溝山洞倉庫
    北溝山洞倉庫へ文物箱を運搬
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