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沈香木の形を生かして制作された彫刻作品。高浮彫りと浅浮彫りを用い、重なる山石と鬱蒼と繁る樹木の間に見える家屋が彫刻されている。2点1組の装飾品である。沈香木を素材とするのは容易なことではなく、それも対の彫刻作品であることから、宮廷用装飾品の豪華さがわかる。北京故宮に類似の作品が収蔵されている。『点查報告』によれば、この対の作品は敬事房にあったものだという。『宣統十四年・敬事房小漆木器実存』に記載されている「沈香鑲銅裏筆筒一対」なのかもしれない。