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精選文物と参観路線

親愛なる日本の皆様:

故宮博物館は、この度、日本から修学旅行でご来台する皆様のために、特別精選した文物と参観路線を設けました。14点の人気のある文物の他、文物と日常生活および日本文化との繋がりを通して、文物の知識を学び、更に興味を沢山抱いて頂きたいと思います。この度、新たに設けたルートは、三階の青銅器展示室から始まり、次いで玉器と陶磁器の展示室を経て、最後は一階の集瓊藻陳列室で、解説時間は約60分です。参観の皆様が、ゆったりとしたお気持ちで故宮の旅をなさることを期しております。

參觀路線
  • 参観時間:約60分
  • お薦めの団体:学生旅行・卒業旅行等
  • ルート企画說明:修学旅行に参加されている方は、このルートで、3階から1階まで、計14点の故宮常設展の精選品を鑑賞されることをお薦めします。

展示作業により、陳列室、或いは展示品が変更される場合がありますので、参観なさる当日の情報をご確認ください。(故宮の公式サイトをご確認下さい)

陶瓷器
(205陳列室)
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    • 吉州窯 黒釉葉文碗
    • 吉州窯 黒釉葉文碗
    吉州窯 黒釉葉文碗_プレビュー

    吉州窯 黒釉葉文碗

    • 南宋
    • 西暦1127-1279年

    北宋中期以降、文人は黒い茶碗を使ってお茶を飲むことを好みました。当時白い茶湯が尊ばれたことから、黒い茶碗はお茶の白さを際立たせる役割を果たしていました。茶碗の中をご覧ください!茶碗の中に一枚の木の葉がありますよね。これは禅宗と関係がある桑の葉で、高温で焼成した後、茶碗の底に焼きを入れたもので、本物そっくりの葉文となりました。このお椀でお茶をいただくと、お茶を味わう他に、ロマンチックな雰囲気を感じることができます。

文化と面白エピソード

日本の茶道は非常に有名ですが、皆さんは抹茶の起源についてご存じでしょうか。鎌倉時代、日本から中国に渡った僧侶が抹茶の技術を日本に持ち帰りました。このため、宋で流行していたお茶のたて方が日本人に受け入れられるようになり、その後は次第に発展して今日の茶道が形成されました。

皆さんは「天目茶碗」という名前をお聞きになったことがありますか? 宋代には日本から多くの僧侶が中国に渡り、天目山の寺院で修行しました。僧侶たちは寺院で学んだ喫茶に関する知識とともに、黒釉茶碗も持ち帰りました。このため「天目茶碗」と呼ばれるようになったのです。

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