台湾島は古代の伝説に登場する、海に横たわる大魚の形に似ているので、鯤島という別名があります。また、三国時代に「夷州」という名で史書に記載されて以来、台湾島に渡る人々が途絶えることはなく、漢族の伝統文化が台湾島に影響を与え、この地で発展することになったのです。清朝宮廷の文献には、台湾の端午節についても記されています。海に浮かぶ台湾島ならではの夏至節の風情がうかがえます。
清 余文儀修 黄脩纂 清乾隆二十八年刊本 故志003327
乾隆27年(1762)に台湾知府余文儀(1705-1782)が中心となって修訂を行った『台湾府志』は台湾の地方志である。巻十三(風俗)の「歳時」に台湾で催される端午節の行事に関する記述がある。