「故宮動物園」は、国立故宮博物院が小学生のみなさんのために初めて開く特別な展覧会です。7月5日から9月25日の間に故宮に来れば、いろいろな動物の絵が見られます。強そうなライオンやトラもいるし、かわいいキリンや金魚もいます。故宮のお兄さんやお姉さんたちが大切にしている絵の中から選んだ、とってもすてきな動物ばかりです。いっしょに故宮で楽しい夏をすごしましょう。

絵がかざってあるお部屋には、わくわくするような展示や、わかりやすい説明があります。いろいろな虫や魚や鳥、動物が見られるし、手でさわったり、声を聞いたり、においをかいだりできます。本物の動物の写真と昔の絵がいっしょにかざってあるので、絵の中の動物と本物の動物のちがいがすぐわかるようになっています。このお部屋には、動物の標本や毛皮、ぬいぐるみもあるので、すぐ近くで動物をよく見たり、手でさわったりできます。それから、動物の鳴き声を聞くこともできます。動物たちはどんなお話をして、何を言おうとしているんでしょうか。ゾウとカバの糞で作られた再生紙のにおいをかいでみることもできますよ。においがするかどうか、確かめてみてください。

故宮に来るのは動物園に行くのと同じで、ちっとも難しくないし、とっても楽しいんですよ。この展覧会にかざってある絵のほどんどは、昔の人たちが本物の動物を見ながら描いた絵です。私たちが動物園に行って写生するのとだいたい同じです。でも、昔の人の絵はもっと上手に描けていますね。みなさんが「故宮動物園」を見た後に、有名な動物の絵を好きになって、故宮のことも大好きになって、また故宮に遊びに来てくれるとうれしいです。

本特別展の開催理念

「故宮動物園」は、本院と台湾の公立動物園(台北市立動物園、新竹市立動物園、高雄市寿山動物園)、屏東国立海洋博物館(以下3園1館とする)が共同開催する特別展です。「故宮動物園」では、子供たちが気軽に故宮を訪れて、展覧会を楽しんでくれるよう期待しています。また、「文化財の保護」や「生態系の保護」、「動物福祉(Animal welfare)」などの課題について考える機会を設け、歴史ある名画をゆっくりと観賞しながら、大人も子供も、それぞれの心の中に動物愛護や文化財保存の種子が育まれるよう願っています。

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