展示概要
煉石製器─原始的な玻璃
絢素交映─清朝宮廷御用の玻璃器
鏡涵万象─玻璃の光学への応用
明代から清代にかけては、使臣や宣教師、貿易商らによって中国に伝えられた望遠鏡やメガネなどが宮廷と士人階級に珍重されました。遠方を見たり、物を拡大して見たりできる光学的機能を持つ透明な玻璃は、当時、「窺筒」や「千里鏡」と言われた望遠鏡のほか、顕微鏡、各種姿見の製作に用いられ、新たな視野がもたらされただけでなく、知識の境界も一層の広がりを見せ、近代における内外文明の交流を促す架け橋にもなったのです。
径 12.7 cm
長 13.9 cm