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この戈は銘文から「蔡侯産戈」と名付けられた。計6文字ある銘文「蔡侯産之用戈。」は、「援」部と「胡」部に分かれている。この銘文には金糸が埋め込まれており、その上部と左側(侯、産、之、戈)に夔龍の装飾が加えられ、龍や鳥にも似た細長い字形の美術的な字体となっている。この字形や結体は、春秋晩期から戦国初期にかけて蔡国で用いられた鳥蟲書の特色である。