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 オリエンテーションギャラリーは、これから故宮を観覧しようという皆さまのスタート地点です。親しみやすく直感的なテクノロジーを通して、故宮の多元的で豊かなコレクションや、展覧会に関する最新情報をお届けします。

 国立故宮博物院がこれまでに制作したデジタルコレクションを結び付けた、長さ12mにも及ぶ「故宮文物ガイド・インタラクティブウォール」は、故宮が精選した所蔵作品を、大勢の方が同時に閲覧することができます。各作品の基本資料とデジタル情報─画像や動画、模型の360度回転画像、釈文など、多様な視点から文物をじっくりと鑑賞できます。

 故宮を巡る豊かな饗宴へようこそ!

【窺う・桃中乾坤】故宮文物ガイド・インタラクティブウォール

 長さ12mにも及ぶ「故宮文物ガイド・インタラクティブウォール」には、本院の所蔵品300点のデジタルデータが入力されています。本院所蔵の「清 乾隆 紫檀多宝格方匣」の側面にある桃の形と同じ枠が、ウォール内に10個設置してあり、10名の方が同時に好きな作品の画像を選ぶことができます。それを桃形の枠内にドラッグして、左右に動く作品に合わせて手を動かすと、その作品の基本資料(中国語と英語の作品名、作者、年代、陳列室など)とデジタル情報(画像、映像、動画、模型の360度回転画像、釈文を使ったデジタル映像など)がご覧になれます。また、その作品が展示されている陳列室もわかるので、その場所へ行って実物を鑑賞すれば、より深く作品を理解することができるでしょう。

■ ご利用方法:こちらのガイドウォールには赤外線センサーが使われています。タップ、ドラッグ、スライドなど、指先で操作してください。
■ 注意事項:パネルを操作する時に強く押さないでください。指以外の物品でパネルを操作しないでください。
(※新型コロナウィルス感染症対策期間中、「文物ガイド・インタラクティブウォール」は毎日定時にアルコールでパネルを拭いて消毒しています。展示場南側の柱にアルコールスプレーが設置してありますので、適宜お使いください。)

【味わう・静観得趣】名品のライトボックス

故宮所蔵文物を細部までじっくりご覧いただけます。

各界の皆さまのご来院をお待ちしております。

清 乾隆
院本清明上河図(部分)
卷 絹本着色

清朝宮廷画院の画家陳枚(1694-1745)、孫祜、金昆、戴洪、程志道らによる合作です。人々の暮らしが丁寧に描写されており、画家それぞれの長所が生かされた作品だと言えるでしょう。この作品は、郊外の風景、虹橋界隈の商店や物売り、城門内外と金明池の風景に大きく分けられます。道を往来する人々や軒を連ねる商店、情趣豊かな文人の園林、皇室の華麗な庭園など、活気溢れる都市の雰囲気がうまく表現されており、18世紀の都市風景の縮図だと言えます。建物には遠近法が用いてあり、町中の様子や路地、家屋も明瞭に描かれている上、大小の比率や遠近感も的確で、西洋風の建物まで描かれています。精確な描写と鮮やかな色彩美は、本院所蔵の「清明上河図」の中で最も優れています。

  • 北部院区・南部院区展示情報電子看板(左側)
  • 北部院区・南部院区展示情報電子看板(右側)

【展示情報・故宮探索】北部院区・南部院区展示情報電子看板

オリエンテーションギャラリーの両側に本院北部院区と南部院区の展覧会や主なイベントに関する情報をお届けする電子看板が設置されています。本院南北院区の開催中の展覧会情報や主なイベント情報が繰り返しモニターに映し出されます。

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