芸
様々な胎体が現れると、鼻煙壺の創作範囲はより一層豊かなものになりました。金属胎は琺瑯と組み合わせることができ、清朝宮廷らしい精緻で華やかな鼻煙壺が焼造されました。金銀も使われるようになり、彫刻や象嵌に独特の造形や技法が見られます。玉石類は想像の幅を大きく広げてくれました。古玉を作り変えたり、復古の紋飾を用いたりと、どれもがすばらしく目移りするほどです。有機素材も巧みな彫刻技術で特殊な形の瓶になりました。このほか、磁胎には各種粉彩が用いられ、型も使われるようになり、ユニークでバラエティに富む世界が表現されました。いずれの製法も鼻煙壺工芸が得意とするところです。
清 乾隆 玉夔龍鼻煙壺
- 高さ6.2 cm
清 乾隆 玉龍獣紋鼻煙壺
- 全高4.4 cm 横幅2.6 cm
清 18世紀 玉双魚鼻煙壺
- 高さ5.3 cm 横幅2.7 cm
清 18世紀 玉錦荔枝鼻煙壺
- 高さ7.8 cm 横幅4.7 cm
清 18/19世紀 纏絲瑪瑙葫蘆鼻煙壺
- 高さ6.6 cm 横幅3.8 cm
清 18/19世紀 瑪瑙巧彫禽鳥図鼻煙壺
- 全高6.2 cm 横幅4.8 cm
清 18世紀 葫蘆祥雲霊芝鼻煙壺
- 高さ7.2 cm 横幅4.9 cm
清 18世紀 珊瑚竹節式鼻煙壺
- 高さ4.9 cm 横幅2.6 cm
清 乾隆 磁胎粉彩玉堂富貴鼻煙壺
- 高さ6.6 cm 横幅4.3 cm
清 嘉慶 磁胎粉彩九老図鼻煙壺
- 高さ6.9 cm 横幅4.8 cm
清 19世紀 磁胎緑釉荷葉形鼻煙壺
- 全高6.5 cm 横幅3.6 cm 厚さ2 cm
清 19世紀 磁胎黄釉玉蜀黍形鼻煙壺
- 全高8.1 cm 横幅3.1 cm