《ドガへのオマージュ》(Hommage to Degas)彫塑
「波」(Wave) シリーズ
マテイ・ネグレアヌ(Matei Negreanu)
フランス, 1984 年
磨りガラス
装飾芸術美術館
磨りガラスの作品はマテイ・ネグレアヌが1980年代初頭に制作した波シリーズの一つである。リズミカルな造形には不対称のバランス感があり、半透明または不透明なガラスの表面を光線が通過する時、様々な光と影の変化が生じる。滑らかに流れるラインの中に、女性の身体の輪郭が見え隠れするようで、バレエダンサーの絵を得意としたフランスの画家ドガを連想させる。