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外向きにやや開いた口には蓋が付いている。首は口縁の下ですぼんでいる。袋状の腹、管状の流(注ぎ口)、牛頭形の鋬(持ち手)、柱形の足が4本付いている。蓋は絡まりながら上へ登る立体的な龍形で、2本の足で身体を支える龍が蓋のつまみになっており、背を少し丸め、下顎を地につけている。器身は細密な紋飾で埋め尽くされており、首と流の先端は夔龍紋で装飾されている。袋状の腹は浅浮彫りによる4組の獣面紋で構成されており、足は蝉紋で装飾されている。蓋裏と鋬内に族氏銘文の「逆」という字がある。