メインコンテンツへ飛ぶ
Mobile Menu Button
統一番号
故銅002390
作品名
祖乙尊
年代
西周早期
サイズ
総高34.5cm;口径25.6cm
カテゴリー
銅器
材質
古物の等級
重要古物

文物紹介

西周早期に流行した大口の筒状尊。全体が3段に分かれている。大きく広がった口、器腹はやや膨らみ、高い圏足が付いており、下方で裾が広がっている。四方に透かし彫りの扉棱が4枚ある。口縁の外壁は尖葉形の簡略化された夔紋で装飾されている。その下に尾を巻いた夔龍紋がある。腹部は両面とも大きな獣面で飾られており、それぞれ二つある目と角、耳、口の端からむき出した牙が器表に突き出し、幾つもの突起を作っている。高い鼻梁は扉棱となり、獣面の立体感を高め、迫力を増している。腹に2本の弦紋があり、腹と高い圏足とを隔てている。その下は曲がった角を持つ獣面紋で装飾されている。雄偉かつ荘厳な雰囲気を湛える祖乙尊は、豊かで華やかな美しさがある。2行6文字の銘文「作祖乙宝尊彝。」には、ある人物(制作者名はない)が祖父乙のために、この貴重な祭器を制作したと記されている。

展示情報

おすすめグッズ

故宮ミュージアムショップ
前のページへ 次のページへ
TOP