嘉慶時代の宮廷芸術は、乾隆朝の書画と器物の作風を継承する一方で、宮中文物の鑑定と整理を継続し、ついには清朝皇室の文物収蔵品を芸術コレクションとして大成させました。嘉慶朝の文物製作とその数は保守的だったように見られますが、実は帝王自身は愛玩鑑賞を自制すべきとの嘉慶帝の考えを反映したものでした。その質朴で簡素な風格は、宮廷芸術と君主の治世の表裏一体を体現し、それはまた人々の豊かで平和な生活を求める民本志向の現れでもありました。
御製詩碧玉三鑲如意
- 清 嘉慶年間
御製万春集慶五色画錠
- 清 嘉慶年間
清 董誥 画綺序舒芳
- 嘉慶三年
- 紙本 着色
- 縦 14.2 cm
- 横 28.8 cm