嘉慶帝の時代は清代が興隆から衰退へと転換する歴史的に重要な時期でした。官吏の腐敗、各地で起こる暴動、海賊の横行、河道の決壊など、どれも嘉慶帝が在位期間に直面した問題でした。嘉慶帝は汚職官吏を厳罰に処し、掃討と投降勧告により民間の暴動を平定し、治水については経費投入と整備による実質的な効果を重視するなど各種課題に積極的に取り組みました。本コーナーでは、文献を通して嘉慶帝の在位期間における治国の実績を振り返ります。
「欽定辛酉工賑紀事」
- 清 慶桂等 奉勅編
- 清 嘉慶七年 武英殿刊本
「欽定剿平三省邪匪方略」
- 清 慶桂等 奉勅編
- 清 嘉慶十五年 武英殿刊本
李長庚提督の広東沖での殉死を奏した奏摺
- 閩浙総督阿林保、福建巡撫張師誠
- 嘉慶十三年正月七日
象嵌紫檀木蓋付箱に収められた「御筆節録洪範」冊と干支の白玉彫り
- 清 嘉慶年間