メインコンテンツへ移動
:::

展示概要

 国立故宮博物院 が所蔵する文物は『文化資産保存法』に基づき、「国宝」と「重要古物」、「一般古物」の3種類に分類されています。国宝も本院で開催される各種 特別展で展示されますが、ご来院の皆さまがいつ訪れても国宝をじっくりと鑑賞できるように、国宝専用の展示スペースを設けて「国宝鑑賞」シリーズと題した展示を行っており、 シーズンごとに書画の国宝1点を専用の陳列室に展示しています。

展示作品解説

この文字をクリックして、キーボード操作によるアルバム機能の説明を見る:
  • アップキー:写真選択を表示
  • アップキー:写真選択を非表示
  • レフトキー:上一張照片
  • ライトキー:次の写真へ
  • ESC鍵:アルバムを閉じる
  • 宋林逋二札

    • 形式:冊
    • サイズ:31.5x38.2 cm

     林逋(967-1028)、書法は李建中(945-1013)を学び、後に西湖の孤山に隠棲した。古を好み、名利を求めることなく淡々と暮らし、梅を植えて鶴を飼っていたことから、「梅妻鶴子」(梅が妻で鶴が子)と言われた。宋仁宗(1010-1063)より和靖先生という諡号を贈られている。林逋の詩文や筆札は宋代に高く評価された。
    蘇軾(1037-1101)は、林逋の書は李建中に似ており、清秀な味わいがあるとした。林逋の書風が持つ力強いが清らかな趣は、林逋が詠んだ梅の名句「暗香疏影」─横から斜めに枝を伸ばす梅の姿そのものであると評されている。伝世の書法は極めて少ない。この二札の用筆は鋭利で強健、転折箇所は方形で硬さがあり、才気に満ちている。行間にはゆとりがあり、そこから溢れ出る明るく晴れやかな味わいに強烈な表現性が備わっている。

展示作品リスト

年代 作者 作品名 形式 サイズ(cm)
林逋 宋林逋手札二帖 冊 逋奉白 31.4x35.4
林逋 宋林逋手札二帖 冊 逋奉簡三君 31.5x38.2
TOP