展示作品解説
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明太祖御筆(一)、(二)冊
- 形式:冊頁
- 暹羅進貢事使者至京諭 前幅42.6x35.3;後幅 42.5x35.3
- 西南諸夷諭 前幅 42.6x36.4;後幅 42.5x36.4
- 諭占巴国王 本幅44x74.3;本幅 45.4x72.2
- 諭安南国王 本幅 42x71.7;本幅 45x72
- 諭書安南事 本幅 36x79;前幅 36x37.5;後幅 36.1x37.4
- 使臣差発 前幅 41.8x33.5;後幅 41.6x33.2
- 礼部進貢事 前幅 37x34;後幅 37.3x33.8
尺寸(公分):
明太祖御筆の手稿で、墨と朱墨が用いられている。文の多くが草書で書かれているため、判読しやすいよう、後人による楷書の釈文が添えられている。明代初期の外交事務や、管理下にあった辺境地域の状況などが記されている。元から明への交替に際して、各国にその正統性を承認される必要があったため、太祖は礼部に朝貢に関連した事務を一任し、使節を派遣して文書を届けさせ、平和的な外交理念を根付かせた。
関連作品は前期と後期に分けての展示となる。前期は「礼部進貢事」と「諭安南国王」、「諭書安南事」、後期は「諭占巴国王」と「暹羅進貢事使者至京諭」、「使臣差発」、「西南諸夷諭」を展示する。