故宮博物院所蔵清代歴史文書精選 展覧期間 2019/08/10-2020/02/16 会場 103
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奏摺録副

奏摺録副とは、皇帝が指示を書き込んだ奏摺を軍機処で行草書により書き写した副本のことであり、後の調査閲覧や関係部門に供するための文書でした。これらの副本は、巻末に硃批(皇帝が奏摺に朱筆で入れた指示や意見)が入れられた日にちと内容が記載され、左下には上奏日が入っています。また、表紙には上奏した官員の氏名と上奏内容、硃批が入れられた日にちが記され、原本に添付されていた目録や附図の数なども明記されました。奏摺の原本は副本が作成されると上奏者に送り返されるか、または軍機処にそのまま保管されましたが、軍機処に保管された原本は、月ごとに梱包されたため「月摺包」と呼ばれ、原本に附属していた目録、絵図などの資料も原本とともにまとめられました。本コーナーの展示文物を通して、清代の奏摺制度と形式について理解を深めることができるでしょう。

弘晌の奏摺、録副及びその付属書類

  1. 乾隆四十三年四月二十二日

乾隆四十三年 弘晌の奏摺、録副及びその付属書類

湖北巡撫陳輝祖の奏摺、録副及
びその付属書類

  1. 乾隆四十三年
乾隆四十三年 湖北巡撫陳輝祖の奏摺、録副及びその付属書類