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玉に似た美石の中で、石英類の瑪瑙とジャスパーは、特徴的で多様性に富む模様や色彩が見られるため、彫刻の素材とされることが多い。「肉形石」はジャスパー類の鉱物で、筋目のような模様が幾層も重なっている。作者はその天然の特徴を生かしつつ、手を加えて肉形石とした。まず、表面に細かな点を打って毛穴を表現すると同時に、素材を軟らかくして染色しやすくした。次に、上層を赤褐色に染め、醤油が染み込んだ肉の皮に見えるように加工した。