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おすすめ作品10選


故宮の国宝グオバオ10キャラ紹介
  • 注意事項:一部の作品は展示計画に合わせて一時的に非公開、または展示場所が変更となる場合がございます。予めご了承ください。

  • 翠玉白菜すいぎょくはくさい

    • # 世界で一番有名な白菜

     「翠玉白菜」は、世界各国から故宮を訪れる皆さんが絶対に見たい作品でしょう。この作品の魅力は、みずみずしい白菜が玉石本来の色を生かして彫刻で表現されている点です。この白菜の葉には2匹の昆虫─キリギリスとイナゴがとまっています。おや?よく見ると、白菜の白い部分には斑点があるし、葉っぱの縁や葉脈が巻いている箇所にも亀裂が見えます。これらは全て玉材にもともとあった模様ですが、こうした傷も虫食い痕や霜が下りた風に見えるよう、工匠が工夫したものです。このように玉石の自然な形や色あいを巧みに利用して彫刻する「巧彫」は、すごい技術だと思いませんか?

  • 肉形石にくがたいし

    • # 肉に味をしみ込ませるコツ

     故宮の「肉形石」と言えば、よく煮込まれていいにおいがしそうな「豚の角煮」を思い出す人が多いでしょう。「肉形石」に使われている玉は「翠玉白菜」と違って不透明で、地層のような筋模様が入っています。見た目は煮込み料理によく使われる豚のバラ肉にそっくりですが、それだけではまだ不十分だったのでしょう。もっと本物そっくりにしようと、表面に点のように小さな凹みを作り、皮の毛穴が表現されています。上部にも赤茶色の染料を塗って、醤油がしみ込んだ皮に見えるよう加工してあります。ガラスケースの中から、おいしそうなにおいが漂ってきそうですね。

  • 玉辟邪ぎょくへきじゃ

    • # 伝説のポケモン「ザマゼンタ」に会えるかも?

     皆さんも西洋の神様や天使はご存知でしょう。その最大の特徴は背に生えた大きな翼で、自由に空を飛ぶことができます。中国の神様や仙人はどうやって空を飛ぶのか、想像したことがありますか。中国の神様や仙人に翼はありませんが、雲に乗り、霧を御して自由自在に空中を移動することができるんですよ。この獅子に似た「玉辟邪」は雄々しく意気軒昂たる姿で、威風堂々としています。この獅子の背中には翼がありますね。獅子に翼があれば正しく鬼に金棒、怖いものなしですね。獅子は中国の在来種ではありませんし、この獅子は背に翼も生えています。このような神獣のイメージは、おそらく西アジアからもたらされたものでしょう。

  • 黄玉鴨こうぎょくおう

    • # いたずらっ子の鴨

     故宮のアニメ「国宝総動員」で活躍する、いたずらっ子の「黄玉鴨」も故宮で人気のキャラクターの一つです。この玉器の彫刻法はそれほど複雑ではありませんが、鴨の愛らしさや、ごく自然な姿がうまく表現されています。ぴんと跳ね上がった尾に丸っこいお尻、わずかに首をかしげて、両足を少しだけ前後させている様子は、よたよたと道を歩いているように見えます。だから「国宝総動員」では、ちょっとお茶目なお利口さんの役だったんですね。この玉は自然の色なのかどうか、気になりませんか?鴨の後頭部にほんの少しだけ色が剥げ落ちた箇所があるので、たぶんこの玉は染色されているのでしょう。(禿げ頭じゃないんですよ!)

  • 玉鰲魚花插ぎょくごうぎょかそう

    • # 龍になりたい鯉のぼり?

    • 受験生の皆さん!
      この作品からいっぱいパワーをもらってくださいね。

     「子どもの日」に揚げる「鯉のぼり」と故宮には、どんな関わりがあるんでしょうか。中国には「鯉躍龍門」(鯉の滝登り)という伝説があります。「龍門」は黄河にある滝の一つで、この龍門を登り切った鯉は龍になれると言われています。では早速、その魚が龍になれたかどうか、見てみましょう。身体はまだ魚のままですが、頭にはもう龍の角が生えていますね。お腹のあたりにいる小さな龍も「もうすぐだよ、もうすぐ龍になれるよ!」と、励ましているように見えます。本当に躍動感溢れる作品ですね。この「鯉の滝登り」の伝説が江戸時代に日本へ伝わり、日本特有の「鯉のぼり」の由来となったのです。

  • 嵌緑松石金属絲犧尊かんりょくしょうせききんぞくしぎそん

    • # 2千年以上も昔のアニメキャラ?夢を食べる神獣?

     日本の皆さんはお酒がお好きな方が多いですね。お酒を飲めば、ストレス解消にもなるし、友達と楽しい一時が過ごせます。今からおよそ3千年ほど前、殷代から周代の人たちもお酒が大好きだったので、すてきな酒器をたくさん作ったんですよ。古代のロマンを感じませんか。このかわいらしい犧尊は、のほほんとした感じがとってもキュートですね。これは何という動物だと思いますか?小さなサイだと言う人もいれば、マレーバクにそっくりだと思う人もいます。皆さんは何だと思いますか?この犧尊は背中に蓋が付いていて、蓋を開けてお酒を入れると、口から注ぐことができます。酒器もこんなにユニークな形にできるんですよ。古代人のアイデアや美的センスに感心してしまいますね。

  • 人足獣鋬匜にんそくじゅうはんい

    • # ステーキをどうぞ!

     この作品はなんだかなじみ深い感じがしますね。どこかで見たことがあるような気がしませんか?ステーキハウスで使うブラックペッパーソースやマッシュルームソースの入れ物?カレーを入れる器にも似ています。そんなことを言っていたら、お腹がすいちゃいましたね。実はこの入れ物は水器なんです。古代中国では、大切な儀式や食事の前には必ず手を洗いました。一般に「匜」と「盤」は一対で使われ、水を入れた「匜」を傾けて手を洗い、手を洗った水は下に置かれた「盤」に溜めました。古代人もずいぶんこだわりがあったようですね。この古代の習慣は神仏に参拝する時に手を洗う作法を思い出しませんか。敬虔な心は国籍を問わないことがわかります。

  • 灰陶加彩仕女俑はいとうかさいしじょよう

    • # 唐代の渡辺直美?

     唐の時代(飛鳥時代から平安時代中期)には、この「灰陶加彩仕女俑」のように、下ぶくれの丸顔にふくよかな身体、細く長い眉に切れ長の目の女性が、標準的な美人とされていました。研究によれば、高々と結い上げたまげや、日本の着物のような幅広の袖が付いた長衣が、当時の女性たちに流行したファッションだったそうです。それから、長い裾が足にからまないように、先の尖った靴をはきました。これでぐっとおしゃれに見えますね。リラックスして穏やかな表情を浮かべるこの女性は、何ものにもとらわれず、自信に満ちているように見えます。

  • 白磁嬰児枕はくじえいじまくら

    • # 暑さ対策の神ツール

     作品名を見ればわかるとおり、「白磁嬰児枕」は陶磁器製の枕です。宋代の磁器製枕にはいろいろな形があります。幾何学的な形や動物の形もありますが、この枕は幼い男の子の形で、男の子が生まれるように、子孫繁栄の願いが込められています。どうして磁器で枕を作ったのでしょうか。高いし硬いし、こんな枕でよく眠れたのでしょうか。考古資料によれば、中国では隋唐時代から副葬品に磁器の枕が登場し始め、その後、次第に日用品として使われるようになったそうです。暑い夏なら磁器製枕はひんやりして気持ちよく寝られます。昔はエアコンがなかったからでしょうね。

  • 霽青描金游魚転心瓶せいせいびょうきんゆうぎょてんしんへい

    • # 小さな回転木馬

     皆さんは回転木馬はお好きでしょうか。大草原で馬を駆ることはできませんが、回転木馬ならそれとはまた違う楽しさもあるし、ほっこりできますね。清代の宮廷に回転木馬があったとしたらどうでしょう。乾隆帝はそれを好きになったと思いますか?この瓶は乾隆帝の臣下が智慧を絞って、皇帝のために考案したものです。ぱっとみた感じでは、これといって特別なところもなさそうですが、実は仕掛けがあるんですよ。この瓶は四つの部分からなり、内側の瓶には泳ぐ魚が描かれています。瓶の首を回転させると、内側の瓶に描かれた魚たちが水の中を悠々と泳いでいるように見えるんです。

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