文物紹介
翠玉白菜は国立故宮博物院で最も人気の高い作品の一つである。この作品は翡翠が持つ自然の色合いを生かして彫刻されている。翡翠の緑色の箇所は何層も重なる白菜の葉に、白い箇所はたっぷり水気を含んだ、みずみずしい茎になっている。葉の上にはキリギリスとイナゴがとまっており、牧歌的で生き生きとした雰囲気がかもし出されている。翠玉白菜はかつては永和宮に収蔵されていた。この宮殿は清代末期に瑾妃が暮らしていた建物だったので、子宝に恵まれるようにとの願いを込めた、瑾妃の嫁入り道具の一つだったのではないかと推測されている。