文物紹介
竹の節形に作られた紫色の硯盒(硯箱)で、蓋と箱は硯を入れるとぴったりとはまるようになっている。全体は紫色で、蓋の表に灰緑色の晴竹1株が浮き彫りされている。竹の葉は上下に翻っており、その中の1枚は破れた痕まで彫刻されている。灰緑色の竹の葉には自然の黒い点もあり、互い違いに重なっている。蓋には竹の根のようになった箇所があり、竹の節と灰緑色の細い根の彫刻で装飾されている。上端に竹の薄皮の破れた箇所も彫刻されている。裏面は平らで、表面に黄褐色の塗料が1層塗ってあり、色合いの美しさが際立って見える。