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この銅胎画琺瑯碟(浅い小皿)には西洋の風景と西洋人が描かれている。口は折沿(口がほぼ水平に折れた形)で、内側は傾斜しており、口縁は3層の縁飾りで装飾されている。外側は赤紫と黒、薄紅色の地に3層の巻草紋が描かれている。底は黒地で、複雑な装飾模様が描かれており、中央の白地に「乾隆年製」と書かれた青い楷書款がある。こうした画琺瑯による西洋の風景には屋根の尖った北欧風の建物や教会などがよく見られる。明代末期から宣教師たちにより続々と持ち込まれた欧州の絵画や書籍などと関わりがある。