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清 乾隆 琺瑯彩錦地開光西洋仕女三羊図長方盒

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統一番号
故瓷017959
作品名
琺瑯彩錦地開光西洋仕女三羊図長方盒
年代
清 乾隆
サイズ
高さ3.7cm;口径6.8×5.1cm
カテゴリー
陶磁
材質
磁器

文物紹介

長方形の盒。上部の蓋と下部の器身に分かれており、低い高台が付いている。胎はやや厚みがあり、縁は盛り上がった線で装飾され、金彩が塗ってある。蓋には長閑な農村でくつろぐ西洋人女性と3匹の白い羊が描かれている。その周囲の器壁は外側に向かって傾斜し、4段に分かれて高台に繋がっている。上下2層に白い琺瑯料で巻草紋が描かれており、中間の2層には上下相対する模様が描かれている。高台には桃紅色の回紋が一周している。高台裏に青で書かれた「乾隆年製」4文字の宋体款があり、その周りに二重線の方形枠が書き加えてある。乾隆2年の『活計档』には、乾隆帝が西洋風の図案を入れた鼻煙壺を制作するよう命じたと記録されている。この作品の紋飾はそれとは異なるが、西洋人少女と西洋琺瑯器にしばしば現れる樹叢や村舍は、この小さな画面でも近景は大きく、遠景は小さく表現されており、西洋の影響が見て取れる

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