メインコンテンツへ飛ぶ
Mobile Menu Button

リストへ戻る
明 永楽 青花人物紋如意耳扁壺

マイコレクションに追加
統一番号
故瓷012549
作品名
青花人物紋如意耳扁壺
年代
明 永楽
サイズ
高さ29.7cm;口径3.6cm;底長さ12.0cm;底横幅8.0cm
カテゴリー
陶磁
材質
磁器

文物紹介

如意耳扁壺は西アジアの陶器やガラス器の影響を受けている。小さな口、細い首、扁平で丸い胴、底は平らで高台がない。首の両側にある弓形の耳が首と肩を繋いでいる。全体に青花で模様が描かれており、首には青花の蕉葉紋がある。胴の両面に山水が描かれており、肩と底に近い箇所には、上下向き合うように描かれた蓮弁紋が一周している。胴の中央には、小景とも言える模様が描かれており、前景に斜面と水辺、中景に樹石がある。この扁壺には1面に三人、反対の面には二人の人物が描かれている。両面合わせて五人の人物が遠山と近景の間で楽器を奏でながら踊っている。人物の顔つきや服装から異民族であることが知れる。人物の姿態や組み合わせは、14世紀のイスラム圏の画作─枯れた泉から再び水が湧き出るよう願う絵によく似ている。人物を装飾模様の主題とする如意耳扁壺は、僅か2点しか現存しておらず、一つは本院所蔵品、もう一つはトルコ(イスタンブール)のトプカプ宮殿博物館にあるのみで、非常に貴重な作品である。

展示情報

TOP