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統一番号
故瓷010711
作品名
太平有象磁尊
年代
清 18世紀
サイズ
高さ27.5cm;長さ25.5cm;瓶の高さ6.5cm
カテゴリー
陶磁
材質
磁器
古物の等級
重要古物

文物紹介

宝瓶を背負う象形の磁器。大きな象が4本の足で真っ直ぐに立ち、後ろを振り返っている。目を大きく見開き、鼻を巻き上げている。鼻の両側から長い牙が突き出し、耳はだらりと垂れ、尾は足を叩いている。背に元宝形の鞍を付け、その上に出戟磁尊を載せている。垂れ下がる分厚く長い緞子は、如意や吉罄、コウモリ、波涛、瓔珞、連珠紋などの模様で彩られている。象の身体は灰色がかった茶色の釉が施されており、部分的に濃い色で毛が描かれている。4本の足先は無釉で胎が露わになっている。出戟磁尊は青緑色の釉の地に、赤と緑で番蓮紋が描かれ、口縁に金が塗られている。この作品に落款はないが、器形と紋飾を見ると、乾隆朝で造られた可能性がある。鞍の緞子の模様は長寿や招福、開運を象徴し、象と宝瓶は「太平有象」(天下泰平)を意味しており、官様の造形に属する。磁胎のほか、銅胎掐絲琺瑯で作られたものもあり、対で陳列されている。

展示情報

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