心に適う—明永楽帝の磁器,展覧期間 2017年5月18日起,北部院区 第一展覧エリア 203
心に適う—明永楽帝の磁器,展覧期間 2017年5月18日起,北部院区 第一展覧エリア 203
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内府焼造

明代末期の文人は、明代初期に宮廷で用いられていた磁器について「永楽、宣徳年間に宮廷で焼造された磁器は、今日になっても貴い。当時は騌眼(表面のピンホール)甜白を常とし、蘇麻離青を装飾に用い、鮮紅を宝とした」と評しました。このことから、清楚でまとまりのあるのが永楽年間製の磁器の特徴と言えます。景徳鎮で製作され、「内府」の銘が入った梅瓶、爵、爵盤、龍鳳文が施されたこれらの磁器は、永楽磁器が宮廷の指定に基づいて製作され、使用されたことを示しています 。珍貴且、「永楽年製」の篆書で刻された款のある紅釉磁器で、純白あるいは軽く模様が入った磁器、および外来のコバルト顔料「蘇麻離青」で模様を描いた青花磁器は、永楽時代に最も注目された三種の磁器です。これらは、純粋で清浄な顔色釉磁器や、龍泉窯で宮廷の様式に従って製作された青瓷と共に、永楽帝が好んだ磁器に特有の形状や風格が感じられます。

明 永楽 青花波濤龍紋爵杯、爵托盤

明 永楽 青花波濤龍紋爵杯、爵托盤

全体の高さ 8.1cm
盤の高さ 3.4cm
底径 15.8cm

明 永楽 霽紅暗龍紋高足碗

明 永楽 紅釉暗龍紋高足碗

高さ 10.6cm
口径 15.9cm
底径 4cm

明 永楽 甜白三繫竹節把壷

明 永楽 甜白三繫竹節把壷

高さ 11.0cm
口径 4.0cm
足径 12.8cm

明 永楽 甜白蓮花紋梅瓶

明 永楽 甜白蓮花紋梅瓶

高さ 25cm
口径 4.4cm

明 永楽 青花一把蓮盤

明 永楽 青花一把蓮盤

高さ 6.3cm
深さ 5.4cm
口径 33cm
足径 24.2cm

明 永楽 翠青釉三繫蓋缶

明 永楽 翠青釉三繫蓋缶

蓋を含めた全体の高さ 10cm
內径 8.5cm

明 永楽 青磁画花蓮弁碗

明 永楽 青磁画花蓮弁碗

高さ 6cm
口径 15.2cm
底径 5.1cm

明 永楽 甜白四季花卉紋蓮子碗

明 永楽 甜白四季花卉紋蓮子碗

高さ 10.1cm
口径 21.2cm
底径 7.5cm

明 永楽 青花四季花卉紋蓮子碗

明 永楽 青花四季花卉紋蓮子碗

高さ 10.1cm
口径 20.8cm
底径 7.5cm