若水澄華─国立故宮博物院所蔵玻璃文物特別展,展覧期間 2016年8月31日起,北部院区 第一展覧エリア 304
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鏡涵万象─玻璃の光学への応用

明代から清代にかけては、使臣や宣教師、貿易商らによって中国に伝えられた望遠鏡やメガネなどが宮廷と士人階級に珍重されました。遠方を見たり、物を拡大して見たりできる光学的機能を持つ透明な玻璃は、当時、「窺筒」や「千里鏡」と言われた望遠鏡のほか、顕微鏡、各種姿見の製作に用いられ、新たな視野がもたらされただけでなく、知識の境界も一層の広がりを見せ、近代における内外文明の交流を促す架け橋にもなったのです。

清 乾隆 顕微鏡

清 乾隆 顕微鏡

径 12.7 cm

欧州 18世紀 西洋の顕微鏡

欧州 18世紀 西洋の顕微鏡

 

18世紀晚期~19世紀初期 西洋の時計付き望遠鏡

18世紀晚期 – 19世紀初期

西洋の時計付き望遠鏡

長 13.9 cm